家庭で出来るエアコンの掃除は、「フィルター」「吹き出し口(ルーバー)」「本体カバー」がメインです。これらを定期的に掃除するだけでも、エアコンの効きが良くなり、電気代の節約やカビの予防に繋がります。専門知識や道具がなく自分で掃除する場合は、これらの簡単な箇所だけにしましょう。
エアコン清掃の作業手順は以下のようになります。
⚠️ 開始前に行うこと
- コンセントを抜く、またはブレーカーを落とす: 掃除中にファンが突然動くと大ケガの原因になります。また、トラッキング現象(漏電・発火)を防ぐためにも必ず電源は遮断してください。
- 換気をよくする :ホコリやカビの胞子が舞うため、窓を開けてマスクを着用して行いましょう。
- 足場を安定させる :椅子や脚立を使う場合は、グラグラしない安全なものを選んで転倒などに注意してください。
🧼 掃除の手順(3ステップ)
1. フィルターの掃除(月に1回が目安)
一番汚れが溜まりやすく、掃除の効果を実感しやすい場所です。
- 掃除機でホコリを吸う :本体上部のホコリが多い場合は、先に本体上部のホコリを掃除機で吸い取ります。その後、前面パネルを開け、フィルターがついた状態のまま、まずは表面のホコリを掃除機で吸い取ります(先に外すとホコリが下に落ちてしまいます)。
- フィルターを外して「裏面」から水洗い :フィルターを外し、お風呂場などでシャワーをあてて洗います。このとき、必ず「裏面」からシャワーをあてるのがポイントです。表面からあてるとホコリが網目に詰まってしまいます。
- しっかり乾燥させる: タオルで挟むようにして水気を取り、日陰で完全に乾かします。濡れたまま戻すとカビの繁殖原因になります。
2. 吹き出し口・ルーバーの掃除
風が出てくる吹き出し口の羽(ルーバー)のまわりは、黒カビが発生しやすい場所です。
- お掃除シートや固く絞ったふきんで拭く: 市販のお掃除シート(カビ取り用など)や、固く絞った雑巾で、手が届く範囲の汚れを優しく拭き取ります。
- 奥まで無理に手を入れない :奥にある筒状のファンを無理に触ると、羽が折れて異音の原因になったり、内部のセンサーを壊したりする恐れがあります。「見えていて手が届く範囲」に留めましょう。
3. 本体カバー・上部のホコリ取り
エアコンの上部はホコリが積もりやすい場所です。
- ハンディモップでホコリを払う :本体の上側や前面パネルの上のホコリを、吸着タイプのハンディモップなどで優しく取り除きます。
- 固く絞った布で全体を拭く :仕上げに、本体の外側を水拭き(または薄めた台所用の中性洗剤をつけた布で拭き、そのあと水拭き)して綺麗にします。
❌ 自分でやってはいけないNG行為
- 市販の「エアコン洗浄スプレー」を内部の電装部に吹きかける :ドラッグストアなどで売られているスプレーを、知識のないまま内部(フィンやファン)に吹きかけるのはリスクが高いです。電装部品に液体がかかると、ショートして発火・火災の原因になったり、洗い流せなかった洗剤が逆にカビの餌や目詰まりの原因になったりします。
- 内部へ水を直接スプレーする: 霧吹きなどで内部に水をかけるのも、上記と同様の理由で故障や漏電の危険があります。
- 自分でエアコンを分解しない:エアコンの構造は複雑ですので、分解すると元に戻せなかったり故障するケースもあるため、自分で分解するのは避けましょう。
💡 プロ(業者)に頼むタイミング
フィルターを掃除しても「カビ臭さが消えない」「効きが悪い」「送風口の中が黒くなっている」という場合は、自分では触れない「熱交換器(フィン)」や「送風ファン」の奥深くにカビや汚れがこびりついています。
また、前回のエアコンクリーニングから年数経っている場合も、内部が汚れている場合があります。
無理をせず、1〜2年に1回程度は専門のエアコンクリーニング業者に内部洗浄を依頼するのがおすすめです。